まだしっかり決まっていないけどやってみたい事、できそうにない事を話して繋げ、プロジェクトを設計する。現在は、7人の限定メンバーで進めています。今回のお題はこれ。「東京ドーム一個分の余った土地があるけれど、竹や杉林で平地がなく手をつけられていない。村にできないか?などと考えているが、何か良い活用方法はないか。」このpjをファシリテーションします。
できたら面白い!でもかなり大変!
北九州市の良いところって何処でしょうか?と質問すると、「自然と街が共存しているところ。」とあげる方がとても多いように感じます。
北九州の中でも、大自然といえば、小倉南区の平尾台。 今回のお題はこの平尾台の地主様から何か活用してもらえないだろうか?というお話しをいただいているシゲさんのプロジェクトです。
料理人のシゲさん。料理だけにとどまらず「つくる」に関しては積極的です。北九州フードフェスティバルの実行委員長を勤め、関わる人達の仕事を丁寧にフォローアップしてそれぞれがスムーズに実行できるようにコミュニケーションを取って創っています。その他にも、地元野菜やお米にフォーカスして、その素材が一番美味しくなる調理と組み合わせのメニュー開発をしたり、更にはお店の改装で大工仕事をしたり、活躍の場を広げてきました。次の目標は村作りです。
めちゃくちゃいい景色!!
自然はそんなに甘くない!
楽しそうな想像はいくらでも出てきますね〜。でもそんなに甘くなさそうです。完全に大変です。この土地の大半は竹と杉林で、平地はほぼなし!竹林は竹害と言われるほどの生命力で、どうにもできなさそう。杉林は平地はなく、開拓するなら重機が必要なレベル。(そのまま活かす手もある?!)動物も生息していますので、何か植えてもイノシシや鹿に植えた端から食べられます。刈り込みをしても雑草がものすごい勢いですぐに元どおり。冬は雪が深く、近くに民家や建物はなく、ただただ自然の中です。
冒険心のあるかたは、ワクワクするかもしれませんね。でも「夢やビジョンだけでは終わらない」が合言葉のこの会議ではそんな事を話すのは後回しです。(笑)未来像を具体化して、どんな問題があって、何が必要かを引き出しながら話し合います。たくさんの質問をして足りないものを探し、メンバーの意見やアイデア、疑問を書き出します。
どんな人が村にいてほしい?
自らの力で実行しやりぬく覚悟を持って、周りの環境に配慮ができる人。
メンタルが不安定で癒しを求めるといった人ではなく、自立して自主的に行動できる方と厳しい自然の中で生活でき楽しめる村を作りたい。具体的には、ものづくりをする人。例えば、陶芸・農業・音楽・洋服が上がってきました。他にもサービス業やノマドワーカーなども出てきましたが、ここについてはもっと深く丁寧に設計する部分です。大枠でまとめると「人々がチャレンジできる場」になると良いですね!
でもよく考えて!これ「平尾台でなければならないの?」
平尾台ならではのものは?
平尾台の自然から考えてみました。星空・山野草・空気・水・湿地・動物・洞窟・風景などあります。土地の持ち主様はこのままでは国定公園になって荒地になってしまう事を懸念され、活用してほしいと思われています。地域の方と新しく入る人、そして自然とが良い関係性を保てる事が大切です。
人×自然
あえて厳しい自然の中に飛び込む必要性と改善の設計は今後続けて考えるべきポイントですね。
<実行ポイント>
今できる事の優先順位をつけて進めます。
1ダブルワークで半自給自足
2土地に住む
3フロント(相談支援センター)の設立
1ダブルワークで半自給自足
この土地を活用するためには、平地を作ったり建物を立てたりする必要があります。急に今ある仕事をやめて完全にシフトするのは不可能。冬なんか雪が積もって下りれなくなります。さらに形になるまでの生活基盤が必要です。
2土地に住む
別の土地に行って、変えようとするならその土地に住むのが必須だと考えるシゲさん。住んでこそ本当の問題に気づいたり、自分ごとになるものだと言います。それくらいの覚悟を持って考えているという事です。
3フロント(相談支援センター)の設立
活用を促進するためには、様々な相談を受け付けるホテルのフロントのような存在です。まだまだ優先順位は低いですが、必要になります。
<今回の整理結果>
〜宿題〜
ダブルワークでどれくら稼ぐ必要があるのか、試算してみる。
ざっくりでいいので、開拓に必要な金額を試算してみる。
平尾台の村プロジェクトは今回ここまで。
※まだまだふわ〜〜っとしているので、プロジェクト参加メンバーを募集していません。募集できる状況になりましたらお知らせします!お楽しみに!
しげさんのBlog note https://note.mu/3hkc/n/n25185c5d0fd4
次回の会議
「田舎町で作る特別に美味しい野菜のブランディングと生産時に出る廃棄しなければならない野菜の問題を解決したい。」です。